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名古屋の交通事故

死亡事故件数は全国でワースト1位

愛知県警の統計によると、愛知県での平成27年までの人身事故は、12年連続で全国ワースト1位となっています。
地域別にみると、名古屋市内よりも自動車産業が栄える西三河や東三河地区で増加傾向があります。また被害者の約6割が高齢者の方であるという事故が目立ちます。
愛知県の交通事故による死者の数は10年前と比べると約半数までに減少したとはいえ、全国的に交通事故での死者数も減少傾向にあるため、依然としてワースト1位から抜け出すことができていません。

愛知県、名古屋の土地柄と特徴

  • 車の保有台数が1位
  • 愛知県は車の保有台数が全国で最も地域で、免許保有人口も全国で4位となっています。運転手と車の数が多いということは、それだけ交通事故に遭遇するケースが高いとも言えるでしょう。

  • 幹線道路の幅が広いためスピードが出やすい
  • 愛知県は産業用に道路の整備が進んでおり、自動車依存度がその他の大都市圏の中でも非常に高く、車主体で成り立っている社会と言えるでしょう。道路の幅も広く比較的運転速度が速いため、交通事故での死亡率も高くなってしまいます。

  • 名古屋走りと呼ばれるほど悪いマナー
  • 名古屋市とその周辺の地域でよく見る悪いマナーの違反運転を俗に名古屋走りと呼びます。
    よくあるのは黄色信号で躊躇いもなく進入していき、赤信号になったとしても状況によっては進入してしまうケースです。前方の車が黄色信号で停止すると、それを追い越してクラクションを鳴らすことさえあります。
    またウインカーを出さずに車線変更するのは当たり前で、出すとしても車線変更をする直前のタイミングの時もあります。交差点の中で車線変更したり、2つの車線をまたいで連続で車線変更をする車もいます。道路の幅が広いため、少しでも前方に進もうと、右や左に車線変更を繰り返して走行する車も目立ちます。
    右折車線においてもマナーの悪い運転が挙げられます。青になった瞬間に、交差点の対向車線の直進者よりも先に右折をしてしまったり、先頭の右折車よりも先に後続車が追い越しをして右折することさえあります。
    路上駐車のマナーの悪さも目立ち、歩道へ乗り上げて駐車してしまったり、交差点内での駐車も頻繁に見受けられます。

死亡事故では死人に口なし

交通死亡事故においては、死人に口なしという問題が必ず生じます。警察でも死人から事情聴取することはできませんし、加害者は自身の過失を隠し、被害者の過失を主張することがよくあります。
まずよくあるのが、加害車両のスピードの主張です。時速100キロメートルで走行していたとしても、時速70キロメートルで走行していたと平気で嘘をつく人がいます。
また信号の色についても、食い違う証言をする人もいます。
その他にも一時停止したのか、オーバーラインしたのか、被害者が歩行者であれば、不注意による飛び出し事故であるという証言が飛び交います。
これらのように交通死亡事故においては事故の態様や過失の割合に影響を与える実際の情報について、様々な角度から話し合われます。
警察官は日々多くの交通事故の処理に追われて、1つの交通事故を突き詰めて調査することは、なかなかできません。加害者から被害者の過失だったと言われても、そうではない証拠がなければ、なかなか反論することもできません。加害者のそうした意見に反論するためには、スピードや車両の損傷などから、科学鑑定して詳細な裏付けによる捜査が必要となります。科学鑑定をするためには、車両の状態を保存して、現場の細かい地形などから実況見分をしなければなりません。
しかしながら警察には予算的にも人員的にも、1つの交通事故にそこまで調査することは難しい状況です。そのため警察の調査において、交通死亡事故では、加害者の供述が重視されてしまいがちです。
亡くなった加害者のためにも、遺族が泣き寝入りしないためにも、真に公正な判決を下すには、事故後すぐに弁護士に相談する事が重要となります。